一度も途切れることなく受け継がれてきた歴史ある本大会。記念すべき「第60回目」は、日朝の小学生から社会人までがピッチに集い、熱い試合を繰り広げた。
大会では「在日DreamTeam vs 横浜シニアO−40」がスペシャルマッチとして、「横浜猛蹴 Legend vs FC KOREA」がメインマッチとして、マッチメイクされた。
大会当日の三ツ沢陸上競技場には、大会に出場する選手達の勇姿を一目見ようと多くの学生、保護者、学校・サッカー関係者がピッチを眺めた。
今回 在日Dream Teamの発起人となった、元朝鮮代表 安英学氏(Junistar Soccer School代表)は、「在日DreamTeam相応のチームを結成させたかったので、一つはこれまで同胞として気持ちを持ってサッカーに取り組んできた選手。もう一つは未来を担う学生達に何かメッセージを伝えられる選手。を条件に責任を持ってチームを組ませてもらった。また、試合を見にきてくれた学生たちに何かを伝え刺激を感じてもらえるように、前座試合という枠組みではなく、真剣勝負のつもりで臨んだ。横浜シニアO−40の方々の本気の姿勢のおかげもあって、とても良い試合になり満足している」と語った。
大会初日目の最後となった、メインマッチ FC KOREA vs 横浜猛球Legendは、FC KOREAがスタートダッシュに成功し2得点を上げるなど、優勢に見えたが、横浜猛球Legend が素早い修正とチームを一丸とさせた強い気持ちを前面に出し、見事逆転に成功。「4−2」で横浜猛球Legendが勝利を収めた。
最高の環境でピッチを走り回った少年少女たちは、時折笑顔を見せながら親交を図ったが、試合が進むに連れその熱量は高まり、雰囲気は公式戦さながらであった。また、応援に駆けつけた保護者たちも子供たちの一生懸命な姿を目の前にすかさず声援を送った。
本大会ラストマッチは、高い期待が寄せられるなか、神奈川県立光陵高等学校サッカー部 vs 神奈川朝鮮中高級学校高級部サッカー部の試合が行われた。
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